勉強会『目からウロコないち日*』を終えて
『目からウロコないち日*』という北インド古典音楽の勉強会を10月4日に終えました。
この勉強会は年に1回程度しか行っていません。(笑)
2時間ずつの前後半で計4時間と大変集中力を費やしますので。。 それにしても、今回も受講者の皆さんの集中力はすごかったです。
インド古典音楽を始める人、インド舞踊家、ギタリストやベーシスト、ダンサー、そしてインド古典音楽の鑑賞の為に。と様々なジャンルの方がインド古典音楽を勉強しに来て下さいました。
こうしてインド古典音楽の魅力について1人でも多くの方が学び、触れていただく事は、自分にとってとても自然な喜びです。
僕が初インドのバラナシでインド人の演奏を前に熱狂的なハートを持って、その魅力を丁寧に伝えて下さった先輩奏者さんや仲間、そして師匠がいたからこそ、目の前の謎だらけの、それでいて直感的にどうしても大好きなこの音楽を少しづつ理解し、より好きになれました。 この頂き物をこれからもシェアしたい。
本当に魅力たっぷりの音楽ですから。
以前も何かで書きましたが、文化水準とは、発信者もさながら、受信者の水準にも左右されると思います。(基本的には。)
聴く人がより聴きどころを知っていたり、耳が良かったり、その音楽を愛して下さると、演奏は必然的に磨きがかかります。
「どうせ、分かってもらえないから。」
と下を向いて呟くよりは、毎回来ていただける度に少しづつでも魅力を伝えたいと思う。
他ジャンル奏者の方が勉強しにいらっしゃるのもとても自然な事です。
ずいぶん昔から欧米人のJAZZ奏者などがインド人からラーガやリズム理論を勉強してこられています。
↑今回の資料の目次一覧。
さて、今回は会場となった大阪のマルコノスタルジのシュンスケさんとルリコさんにお声かけ頂いて開催させて頂く運びとなりました。
いつも京都が多いですが、こうやって若者が集まるミーティングポイントで新たな出会いを交えながら勉強させて頂く事がとても新鮮で有意義でした。
シュンスケさん、ルリコさん、ありがとうございます。
終えてみて、直後に最高の演奏をしてくださった中山智絵さん(シタール)とグレンさん(タブラ)のLIVEを聴いて、勉強会受講者の方から「少し分かったよ!」と感想を頂けて、少しでもお役に立てたようでほっとしました。 今回の勉強会の最後の締めくくりにご紹介した、聖人スワミ•ヴィヴェーカーナンダの言葉をもう一度ここに。
「小宇宙を適正な状態に調整しなさい。そうすれば大宇宙はあなたのために微調整をおこなうだろう。 」 ――ヴィヴェーカーナンダ
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11月8日にはタブラ奏者の中尾幸介さん主催による「なるほどインド古典講座」にて、幸介さんと共に講師役で僕も登場します。 こちらはまた違った側面も交えつつ、同じ重要なポイントも学びつつ、60~90分程度の要点理解と、最後にはGumi(Bansuri) & 中尾幸介(Tabla)で演奏を行う予定です。 是非とも気軽にお越しくださいませ。
◆ 詳細やご予約はこちら 【gumiwebsite】 http://www.gumi-bansuri.com/#!live/cjg9
受講者の皆様、お疲れ様でした。^ ^ ありがとうございました! Love & Bliss.