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【チベットマントラ曲の間奏部分は鎮魂の旋律~アルバム参加のオリヤマモトコさん(ピアノ&ウッドベース)の紹介】


作品では大活躍頂いたオリヤマモトコさん。

 収録は吉祥寺のモトコさんのスペース(スウェーデンテラス)内で4日間にわたって行われました。

 あの時、どんなにクリエイティブで豊かな時間を過ごせたことだろう。

 そこは井の頭公園のすぐそばで、曲ができては、収録が進んでは、最新の音源をスマホとイアホンとともに、あの緑いっぱいの公園を散歩したものだ。

 2人でゼロから作った「Om Mani Padme Hum」は撮り終えて、あまりの感激に2人でそれぞれスマホとイアホン装着し、公園を巡った。

 僕の製作中に欠かせないことの一つとして、音源を聴きながら自然の中や町の中を歩いてみる。ということ。

 そこにある景色や人のちょっとした様子やドラマがぐっと引き立つような音楽になっていれば、僕は何か意味のあるものとして、わくわくがとまらなくなる。

 井の頭公園はもうすでに僕にとって、かけがえのない場所となった。

井の頭公園内にある弁財天社さん。何度も作品への感謝を捧げました。

 モトコさんは多数の楽器ができ「rashiku」ではピアノとウッドベースで参加してくださった。

 「夜中に星空の下で星と交信しているような感覚の中で降りてきた。」という体験を伝えると、しばらく目をつむったのちに、収録されているイントロ部分を即興演奏してくださった。

 まるで星がキラキラと輝きながら語り掛けてくれるように。

 ウッドベースの音色の素晴らしさにも、人生最大級の感動があった。

 はじめて、生で聴くウッドベース。

 その太く心地よい優しい低音域の波動は、あまりにも詩的な旋律だと感じた。

 「Om Mani Padme Hum」というチベットのマントラ曲は、モトコさんが外出している間の数時間以内にできた曲。

 rashikuの収録の合間に、チベットの話題となり、モトコさんの以前からのチベットへの熱い思いを聞いたからだろう。

 また、アカペラで歌のラインを伝えるとそれに合わせて曲をつけてくれた。