キールタン&声のワーク(サレガマパダニサなど)のクラスをスタートしています。

実は今年の春からキールタンのクラスをはじめています。
HeartGathering*を運営しはじめた4,5年前からもずっとキールタンクラスの希望問い合わせは何度もあったけど、「自分はバーンスリー奏者」だから。という意識や「声の専門家も存在するのに申し訳ない。」など腑に落ちない感覚が続き、ずっと断ってきました。
それが、今年の春、人生の大転機が訪れてしまって、人生の指針のようなものすら考え方が変わってきた。
それと同時に自分の凝り固まった頭と心に良い風もたくさん吹いた。
「Heart*を4年も主催し、キールタン自身は23歳で出会って13年も心から歌い続けて、今もなお恋焦がれている。それに自分はドゥルパドの師匠についた1年から始まり、その後もバラナシの大巨匠である声楽家デバシシデイ先生にも毎年、稽古してもらっている。大丈夫。声のワーク、キールタンの活動やクラスについて、必要とされるだけ全力で取り組もう。」

何故か自信と活力がみなぎった。
そうなるまではやはりそれだけ温める時間が必要だったんだと思う。
今も声の専門家だとは思わない。
でも、マイワールドな歌の世界が、はっきり宿っているのを今は感じる。
「歌う」「伝える」
人と関わるからには誠意をもって。
先生から教わり続けるインド古典のラーガやサレガマパダニサの基礎。
このこととキールタンは別物だという考え方も全部落ちていった。
生徒の中にはバーンスリーに夢中で、ラーガに夢中で、キールタンに夢中で、更に枠にはまらない表現にあこがれる人がちらほらいる。
当然だと思った。
僕がそうだから。
師デバシシ先生も250人の生徒を抱えつつ、その生徒たちの実りは多種多様。
僕もそうありたい。
僕みたいな要素から、大きな軸を学び続ける人、インスパイアされて自分らしい実りに変化させる人。なんだっていいと思う。
そういう有機的な関りの中で、僕も成長させてもらうんだろう。
誤解はしてもらいたくない。
変な事を、我流な事を伝えるわけじゃない。
僕にはあくまで師匠たちの数珠繋ぎがあるので、それはそのままお伝えし、見守り、訂正し、また見守る。
その過程で、やはり自分らしさというものが現れる。
僕もそうであるように。
そこは伸ばしたい。
ただ、それだけです。
サラスワティの祝福が惜しみなくありますように。
gumi
今年の5月頃からキールタン・声のワークのクラスをスタートしています。
クラスについて↓